
今年は、「南北朝」あたりの話をかなり読んだので、年最後の旅行に、京都を選んだ。六波羅あたりは、もう何回も行っているので、今回は、比叡山と相国寺だ。日曜日、冬でロープウエイは止まっているので、車で東塔まで登る。30分。土曜日の大雨は上がっていたが、山腹に雲たなびき、京都市街と、琵琶湖が、九十九折の道の左右に見え隠れする。幻想的だ。信長の焼き討ちもあったが、最澄が天台宗を開いて1200年、点した灯は消えていない。「根本中堂」は、江戸時代の再建だが、本堂が一段下がった、独特な造りで、「修行の谷間」と言う。岐路は、琵琶湖側の坂本へケーブルカーで下りた。坂本は、日吉大社の門前町で、石積みで有名。司馬遼太郎が行きそこなった、「つるき屋」という蕎麦やで昼食を終えた頃には、晴れ間がのぞいた。宿泊したホテルは、なんだかアベック(死語か?)でいっぱい。そういえば、クリスマスだ。日本人は、宗教的には気楽なものだ。そういう自分も、夜はワインで洋食。「欧米か!」
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