
人間観察を趣味にしているわけではないが、どうしても街行くヒトを見て考える事が多い。自分の行動範囲も限られているし、偏っているのは承知だが、どうも最近の日本人(?)はアロガントに見える。勉強はそれなりにしているのだとは思うが、どうも孤立的で利己的な感じだ。若い女性を槍玉に上げるつもりは無いが、ファッション雑誌さながらの風体、化粧で、「何するヒト?」といつも思うし、道が狭いせいもあるのか、突然止まったり、ふさいだりして、戸惑う事もある。電車の乗り降りなども、昔と比べれば乱暴になってはいまいか。日本は極東の島国で、世界から見れば特殊環境だから、どうしても思考、欲望がウチへ向かうのは長年受け継いだDNAなんだが、グローバルとの接触や関係、比較をせざるを得ない今日では、「こりゃ、だいじょぶか?」と思うのは、私だけではないだろう。そりゃ、どこの国にも「バカ」はいるのだが、バカをバカとして捉える普通人が主流だろう。教養とは、知識であり、人間力である。人間力とは、自他それぞれを知り、その関係を考える事である。歴史に学び、人に学ぶ。何処の国でも、そういう普通の人が社会を支えると思う。逆に言えば、それが、近代社会の構図だろう。