2007年11月9日金曜日

それでも人は又 - 歩き出す

ニーチェは、「生きる事には意味も目的もない」と言ったそうだ。自分で聞いたわけではないので知らないが、そうらしい。そこらにうごめいている動物は、多分そうだと思えるから、身体的には、ヒトだって同じだろうと、同感する。そこでだ。時々TVで、馬鹿なリポーターが、スポーツ選手等にインタビューして、「貴女にとって、XXXとは何ですか?」という質問をする事がある。どうもあれが気になる。つまり、「意味」を無理やり付けさせ、「生きがいです」とか、「すべてです」とか、意味不明の答えをさせて、煙に巻く。「意味は無い」なんて、答える人が居ないかといつも思うが、なかなか私の期待には答えてくれない。つまり、こういうことだ。すべての質問に答えがあるわけではない。例えば形而上学がそうだ。神とは、真善美とは?そういうたぐいの物だ。これは哲学者カントのアンチノミー。「口下手」の人が政治家で通用する世界だから、「口悪」の私がいても、別に人に迷惑はかけない。昨晩はUBSの鈴木さんと2年ぶりに夕食したが、「ビジネス&人生」まで多くの話ができて有意義だった。「機会を自ら作り出し、機会によって自らを変えよ」はEzoe名言で。これはヘーゲルの弁証法的だ。ようは、「過ぎ行く時間の中で、よりよく生きる」。これはハイデガーだ。多分。優秀な人からはパワーをもらう。

2007年11月8日木曜日

Prepare for Winter - Old but young days

東京の我が家の冬は寒い。ベッドに厚い布団をかけて寝るのだが、冷え込んだ朝は、顔だけ出した、寝起きの息が白い。もちろん今はそこまで行かない。しかし、朝晩冷え込んできたので、週末にはコタツの布団をかけたし、今朝は、地下室からガスストーブを出した。このストーブも年季が入っていて、20才以上だがまだ使える。何がよいかといえば、やかんや鍋をかけられるし、ガスホースを付け替えれば、食卓でコンロも使える。大好きな「鍋」用だ。空調や、床暖房が普及した今、こういうのは目面しいと思うが、身体にはよいだろう。さて、地下室で、古い「LPレコード」を入れた箱が出てきた。なんと中学時代のものだ。「ビートルズ」、「ビーチボーイズ」、「シャドウズ」なんて物や、「五つの赤い風船」などの和物もある。更には、骨董ものだと思うが、「パティーデューク」の「アルバム」が2枚もある。パティーデュークは、「奇跡の人」という映画で、ヘレンケラーの子供時代をやって有名になった。当時TVで、「パティーデュークショー」なんてのを深夜にやっていた。彼女を「とても」好きだった私は、「ファンクラブ」にも入っていた。若かった。そして又、冬が来る。

2007年11月7日水曜日

エコエコ - LOHAS

「アザラク」ではない。さて、NYで車を運転する時は、AM1010ニュースと言って、ローカルなラジオ局を聞いていた。「Every Hour, Every Miniutes!」叫びながら刻々と、道路情報、ローカルニュースを流していた。東京に来てからは、今度はFM81.3のJ-WAVEを聞いている。殆どがゴルフの時だから、早朝と夕方の同じような時間で、当たり前だが同じ番組をやっている。この前の週末は、神宮外苑で開催中の東京デザイナーウイーク会場からの中継をしていた。これは、自分も昨年も見たのだが、今年も盛況のようだ。元々J-WAVEは、「エコ」とか「ロハス」を話題にする事が多いが、今回の神宮も、テーマ的にそれらが多いのだと、放送していた。建築もそうだが、デザインも含め、生活の中での「エコ」「ロハス」が、原油高の影響があるかどうかはわからないが、確実に増加している。アメリカは、無駄遣いの国だが、それでもNYに建設中のバンカメタワーは、エコタワーと言っているし、今後益々、エコエコ、ロハロハなんだろう。ちなみに、LOHASは、宗教、信条、国家、団体のグローバルので最大の人口集団となっている。特徴は、高学歴、女性、20代、だそうだ。LOHAS関連ビジネスも急成長。スタバもそうだ。

2007年11月6日火曜日

公共サービス - 期待値の差

日曜日に、母親の見舞いで、首都高から東名へ向かった。丁度3号線の集中工事で、いつもは5分の用賀まで30分かかった。一車線規制しているのだが、工事車線が壮観だった。運搬、工事の車両が整然と並び、システマティックに作業が進んでいる。考えてみれば、これを1日とか、2日とかでやってしまうところがすごい。そういえば、駅の工事も一晩でしたりする。こういうところが、やはり「日本」だ。先月NYへ行った折に、NJの会計事務所へレンタカーで向かったが、FDR,Gワシントンブリッジと進むが、道はガタガタだ。20年住んでいて、サウスサイドの道は、その間ずーーーと工事をしていた。人口の集中度はもちろん違うのだが、それよりも、「考え方」の違いだろう。電車、学校などの公共サービスなどへの過剰な期待と、それができない場合のメディア(大衆)の「重箱つつきの反応」という構図は、日本の特徴だ。どうも、うまく表現できないのだが、電車の車掌などの対応が、あちらは堂々としていて、日本は、どこか卑屈なのだ。野球の審判もそうだ。職業観と公私思想の違いだろうか。

2007年11月5日月曜日

わ、わ、わ、- わがみっつ!

と、「わが」幼少のみぎりに、石鹸のCMソングを歌っていたのが、スリーバブルス。その一人が、ホキ徳田。ヘンリーミラー、ヌード写真でも有名だ。金曜日の夜、有楽町(で会いましょう)の外人記者クラブで、松島さん、水野さんと、「この」ホキ徳田の弾き語りを楽しんだ。70は越えてるだろう。しかし、元気いっぱい。20年前にLAに居た時、彼女のピアノバーに数回行った。松島さんも知っていた。あのバーで、確か神村君が、「Season in the sun」をよく歌っていた。どうでもよいが。ホキ徳田。ワイングラスをグランドピアノにおいて、飲むほどに調子が出る。当時の歌なら(英語)、思い出しながらなんでもリクエストに答える。たいしたもんだ。あの頃はまだ珍しい、カナダ留学をしたとの事。「20代にしっかりと、仕事をしたのだろう」。もちろん才能もあったのだろうが、これだけのタレントは、今いない。土曜日は石岡でゴルフ。調子はまだまだ戻らないが、天気は最高。紅葉の景色も綺麗だった(写真:18番ホール)。蛇足だが、ホキ徳田は飯倉にボストンカフェというジャズクラブを持ってるらしい。