2007年11月21日水曜日

パニック症候群 - ココロか体か?

3日連続で「ルネサンス」からだ。今日はちょいと曇っているが、天が高い秋晴れ。窓から見える高層ビルで、ゴンドラを吊って窓拭きをしている。昔マンハッタンで50階フロアにオフィスがあった時も、近くの高層ビルの窓拭きを見ていたが、高所恐怖症の私は、見ているだけで、足がすくんだ。あの人達は、インディアン、いや「ネイティブアメリカン」が多いそうで、彼らは高所がまったく怖くないそうだ。そういえば、1920年代のNYの写真で、天空の建設現場で、鉄の骨組みに並んで座って、ランチを食べているのがある。これはDNAのなせる業だろうか。高所恐怖、閉所恐怖などのパニックは、ま、脳の働きなんだが、とにかく自分で自分を追い込んでいるわけだ。ビックリハウスしかり、ヴァーチャルリアリティーしかりだ。恥を更に書けば、私は運転で、高い橋を通る時なども、端でなく中央を走る。怖いのだ。ハドソン川を渡る橋は、下を船が通るから総じて高い。東京では、レインボーブリッジも怖いし、アクアラインもちょっと怖い。もっと言えば、映画のキングコングが、エンパイアを昇るシーンや、スパイダーマンの屋上シーンなどは、見るだけでぞくぞくする。私の「脳」はかくも、単純で騙されやすい。と言うより、視覚系からの反応神経への伝達を制御できないというべきか。ちなみに飛行機は怖くない。あたりまえか。

2007年11月20日火曜日

セカンドライフ - ちょっと、怖い

「第2の人生」ではない。この名前だけは、昨年くらいから聞いていて、ああそんなのもできるだろうな、などと思っていた。ところが、これも土曜日の「ルネッサンス」で聞いたのだが、世界で100万人位が登録しているらしい。ようは、昔、エージェントと言っていた、自分の分身をネットの向こう側に作って、向こうの世界で遊ばせる?ものだ。ここでは、アバターと言う。自分勝手に作れるのだから、性別も格好も、何でもありだ。それが、世界中のアバターと交流できるから、まさに第2の仮想世界という事だ。ここでは、リンデンドルという通貨もあり、毎日変わる為替レートでドルに交換できる。実際に土地(アイランドという)を売りだしてビジネスしている奴もいる。現実の世界だって、NYだ、パリだという話をする時、行った事がなければ、それが現実かどうかは判らない。だから、仮想か現実かは、実はどうでもよいのだ。身体が動かないで、知覚は技術で世界に到達するから、思考だけが世界を掴むわけだ。ポール・ビリリオをこれを、「極の不動」と言い、究極、ヒトは身障者状態になると言っている。映画MATRIXを思い出せば、イメージができる。ところで、自分はもう「サードライフ」も越えてしまったな。現実世界?でだが。

2007年11月19日月曜日

意識は後から - 人間なんて、、、

「『情動』-欲望・操作・自由-」 というタイトルの、「ルネッサンスジェネレーション2007」を土曜日は聴講した。昨年は、「人はなぜ人を殺してはいけないか」という、ここ数年の哲学的テーマだったが、これは1年前のブログに書いた。カリフォルニア大の下条先生の話は、別の機会でも聞いているので、「意識は後付け」という言葉で、内容は理解している。つまり、二元論そのものなのだが、人は動物であり、ココロを持つヒトであり、そこでは動物的なものが99.9%支配しているということだったと思う。感覚器官→判断・指令器官(脳機能)から、思考系と、身体系に二ルートの神経が出ていて、身体系の方がすばやく反応する。まさに「無意識」の世界だ。意識は、後からのこのことついてくる。だから、論理的などというのは、意識の誤解かも知れないし、もっと言えば現在社会、ネット社会での、不可解な事件と思われる物は、実は「情動」の無意識のなせる業かもしれない。なんて話を、多側面から講義、議論してくれた。80%がリピータのこの会は、人口からすれば少ないのだが、同興味保持者という点では、結構いる物だと妙な驚きを持った。ゴルフも、意識ブロックをはずして、動物的に打てれば、もっとスコアはよくなると思うのだが。言い訳か。