2007年11月2日金曜日

Hot lunch? - 冷たいが、、、

子供がNYの小学校に通っていた頃、今日はホット?コールドなんて言っていたのを思い出した。つまり、学校の給食なら暖かいからホット、家から持っていけば冷めるからコールドだったと思う。日本式の弁当箱に焼き魚なんてのは、死んでも持って行かなかった。茶色の封筒に、ジャムを塗ったサンドウイッチが定番だった。そういえば、日本人向けTVで、「家は焼き魚の臭いがするので、友達を呼べない」なんていう、無煙魚焼機のCMがあったが、どうでもいいか。一度、海苔のおにぎりを持たせたら、「ブラックボール」と言って馬鹿にされたと言われた事もある。ま、子供の世界だからいろいろある。それはそうと、国によって、ランチも色々だ。ロンドンの社員の食べてるランチは、貧しかった。アメリカ人もたいしたものを食べている様子はない。サンドイッチなどがやはり定番だ。確か中国は朝から外食をしていたが、今はどうか。メニューはぶっ掛けメシみたいだったか。インドは、金属の2段重ねにカレーだった。そうしてみると、日本人のランチはメニューも豊富で、持参、外食、給食、買食、でメニューのヴァリエーションも多い。別にひいきでもなんでもないが、やはり日本人は肌理が細かい。今日のランチはオフィスへの仕出し。冷たかった。

2007年11月1日木曜日

You, head up! - 明るく、楽しく、元気よく

NYから戻った晩にテニスのレッスンがあったのだが、どうもうまくなかった。すると、コーチが、「背筋を伸ばして、元気出して!」とアドヴァイスしてくれた。それで気づいたが、色々とあって、心身共に多少ブルーだったようだ。一旦打つのをやめて、コート中央で背伸びし、ラケットを背中にまわした。視界も広がり、元気も出た。我ながら造りが単純である。そういえば、NYでマラソンをしていた頃も、長距離を行くほどに、姿勢が悪くなり、視線(頭)が下がる。そうなると、障害物などが危ないから、「Head Up!」と声をかけられる。もちろん、本番だと、沿道から「You can do it!」「You look great!」などと声が飛ぶから、その度に、姿勢を但し、頭を上げる。これがなければ、とても42キロも走れない。ゴルフもそうだが、ポジティブシンキング、これが大事だ。仕事は、「明るく、楽しく、元気よく」。もちろん、遊びもだ。「痛いから痛いというのでなく、痛いと言うから痛いのだ」とウトゲンシュタインは言ったが、「元気にすることが、元気になる事」なのは、間違えないだろう。

2007年10月31日水曜日

生得か習得か - G人材問題

まさに「プラトンの問題」そのものに行き着くのだが、昨日も書いた世界の人材獲得競争では、それが問題だ。今朝の読売新聞で、日本の「初等教育の再生」の題字をチラと見たが、日本は「習得教育」的考えが強い。アメリカでは、「ギフテッド」のように、生得的な天才は、早期発見して、国家が支援育成する。スポーツでもそうだ。昨晩、野村監督が解説で、「努力して育つ奴より、努力以前の能力を持つ選手を、スカウトはもってこい」と言っていた。この人を生得的に好きではないが、この言は正しい。ビジネスでもそうだ。「結果がすべてではない」などと最近言われるが、それは言葉が足らない。「結果がすべてではないが、結果が出なければ話にならない」のだ。小学校の運動会で、手をつないでゴールしてどうするのだ!生得性に話を戻せば、差別主義には十分な配慮が必要だが、DNA的に優秀なヒトを「区別的」に獲得、活躍させ、「ロックのブランクスレート」に絵を描くように努力する秀才と組み会わせるのが、一番効率が良いのではないだろうか。正に、「スターサーチ」「シリコンバレーモデル」がこれに当たると思う。「誰もがエリートにはなれないが、誰もがエリートを支えて仕事を成功させる事はできる」、と思うが、違うか?

2007年10月30日火曜日

National Interest - Global HR

機内で読んだNewsweekに「国際人材獲得競争」という特集があった。つまり、今後のGゼーションは更に進むが、国際競争(戦争であれ経済であれ)は、「人材」が勝負だという事だ。「あったりまえ」の事だが、それが「国益」という一点にかかわる重大事だという事を、他国(地域)は認識し、実行に移しているのに、「たおやかで、内向き」の、Far Eastの「ある」国は、まだ官僚体質で腐っている。「公と私」の議論も中途半端で、親殺し、子殺し、若年層の転職繰り回し、食品偽装など、メディアの役目・品位、「ヒトと社会の理念」も未熟だ。話を戻せば、米国、EU、アジア、イスラムなど、各国は、まさに「グローバルエリート」の育成というより、「獲得」に総力を注ぎだしたといえる。アメリカでは、あのハーヴァードでさえ、超高額奨学金を出して世界中からエリートを集め出し、EUでは、バラバラだった、人材スペックの統一を進めて、人材ベンチマーク&流動化を進め、アジア、イスラムでは、マイクロファイナンスなどを利用しての、人材開発を始めている。ひきかえ、どうだ、この「たおやか」な国は。くだらん官僚の悪行に、血税時間を浪費せず、真の「国益イシュー」に時間を割け。「金」や「油」を出すのが真の貢献では無い。命(血)を張って、人を、思想を、言葉を出すのが、Globalな国としてのプライドだ。この国に税金を納める人は、早晩いなくなる。このままでは。

2007年10月29日月曜日

帰国 - 暑いな

空港近くのホテルに泊まったのだが、、シャトルバスで空港まで行かねばならないから、余裕を見て朝8時にチェックアウトした。シャトルバスは、案の定、国内外?の旅行者ですし詰めととなった。皆デカイ荷物を持っているので、まづ荷物をバスに積み込み、その開いた場所に人が乗る。子供づれの家族一向、民族衣装のアフリカ系、ドイツ語、ロシア語?入り乱れ、さながら難民輸送車だ。「200ドルもはらっているのに」と思う自分の、「価値感覚」はもうグローバル(エリート)ビジネスから取り残されているのだろうか?今回も、日本からのゲストは、ベストウエスタンで400ドル/日したと言う事だし、ハイアットは6-700ドルと聞いた。そういう自分は、120ドルの木賃宿で、なんとかしのいだ。ホテルの値段は、需給関係で決まるのだが、ビジネス・観光・国連などの客がいる限り値段は下がらないかもしれない。実際、来週はNYマラソンだから、早朝の街を走る外人が多く見られた。機内では、「ハリポタ」と「ダイハード」を見て、6時間は寝た。

2007年10月28日日曜日

ブルースの墓参り - スタッテン島

東京も雨との事だが、NYも今朝も雨が降っている。今年はもうNYへは来ないので、ブルースの墓参りに出かけた。早いものでもう2年以上もたった。フェリーでスタッテン島にわたり、バスで40分。2年前の暑かったあの日を思い出す。考えてみれば、前の会社を1年かけて、彼と二人でたたんだ訳だ。一人去り、二人去りと、人が減り、コピー機を返したり、家具を地域の学校に寄付したり、だんだん空になってゆくオフィスで、最後まで仕事をした彼との時間は、忘れない。土葬なので、ここに眠っているのだと思うのは、日本の墓参りとは、違った感傷を覚える。思い出して見れば、自分のNYでの仕事は、あそこで終わったのだと言える。その後も、しばらくはあれこれと続けたが、みなお釣りのようなものだったのだろう。日本で心機一転、新たなライフスタイルを築きつつあるのだが、NYでの経験、思い出を大事にするも、気持ちを切り替えてがんばらねばならない。ブルースにそう伝えた。今日の便がとれなかったが、市内のホテルは高いので、これから空港近くのラマダインへ向かう。雨もあがったようだ。