2008年4月23日水曜日

Spindoctor - 「私」の本性

久しぶりにスティーブン・ピンカーから引用。「私たちはみな、すべてを掌握しているという単一の『私』が存在すると感じる。しかしそれは、視野全体がくまなく細かいところまで見えているという印象と同じく、脳が懸命に作り出している錯覚である」。「意識のある心は、スピンドクター(情報操作のプロ)であって、総司令官ではないのだ。フロイトは、『人類は、科学の手による、素朴な自己愛に反する3つの非道な行為を耐えてこなくてはならなかった』と書いた。3つとは、私たちの世界が天球の中心ではなく、宇宙の小さな点にすぎないという発見、人間は、特別に創られたのではなく、単なる動物の子孫に過ぎないという発見、そして意識のある心は私たちの行動を支配しているのではなく、後付的な話をしているに過ぎない場合がよくあるという発見である」。私事、丁度1年間、毎週通った、高輪のテニスを昨晩で最終とした。しかし、ワーク、ゴルフ、テニス、マラソンと、すべてを掌握していると錯覚している「私」は、まだテニスは続ける。中川君の「スピン」に負けないように、、、

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