2009年2月13日金曜日

再開に向けて - グローバルの地平

Naomiはもちろん、実に多くの方々に心配をいただき、申し訳なかったと思い始めている。昨日は、渡邊さんや竹内さんからも言われてしまい、やはり気分一新の転機を見つけて、どこかで再開しようかと思い出した。この「マンハッタン日記」は2004年10月13日、それまでGraybarビルにあった以前の会社をたたんで、パークアベニュー(その日の写真)を臨むレンタルオフィスに入った雨の日に書き始めたものだ。「これから一人でどうやって生きてゆくのか?」なんて事を、悲壮感はなかったが、不安と希望の入り混じった気持ちで考えていた。それから4年以上、色々な仕事をしてきた。多くの事があった。以前の会社の清算を最後まで2人で一緒にやったブルースが2005年に亡くなった。あれは衝撃的で、辛い事件だった。そして、昨年末ついに永住権を放棄した。今振り返れば、本編、遠望編、番外編と書いてきたが、やはり、心の視座は「マンハッタン」にあり続けたのだと思う。「アイデンティティー」とでも言うのだろうか。「マンハッタンのIBANO」ではもうない。とすると、自分のアイデンティティーを何処に置くのか?それが今考えているポイントだ。インドの哲学者ガダマーの言葉の「グローバルの地平」、そんなところだろうか?

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