2007年12月20日木曜日

On Schedule? - On Demand?

組織が合理化、効率化を進め、そのまま放置すると、硬直的、官僚的になる。これをマックス・ヴェバーは「鉄の檻」と称した。開国以来の日本は、まさに「国家の興廃」をかけ、乾坤一擲、効率的な国家体制をとり、見事勝ち残ったが、ヴェーバーの予測どおりの、「鉄の檻」にはまった。官僚体質は、すべてがマニュアルで、「オン・スケジュール」である。学校の仕組みもそうだ。大学も4年間、とにかく在席せねば卒業できない。単位が取れれば卒業できる、アメリカの仕組みとはだいぶ違う。さて、関係ないようだが、昨年までは、NYからホリデーカード、東京から年賀状を出していたが、今年はNYにはもういない。そこで、ついでだが年賀状をやめようかを考えている。メールの時代でもあり、「ださないよ」という人も増えてきた。アメリカでは、ホールマークなどのカード屋さんが豊富で、冠婚葬祭、感謝感激、とにかく「オン・ディマンド」でカードを出す。「初対面の人には3日以内にカードを出せ」なんて言葉もあるくらいだ。とくると、年賀状をオン・スケジュールで出すなんてのは、官僚体質なのか、なんて「言い訳」を考えたりしてみている。

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