2008年1月7日月曜日

The Audacity of Hope - 人の役に立つ人生

「バラク・オバマ」。ここまできたら、知りたくなったので、週末で読んだ。タイトルは、彼の通う教会の牧師の言葉で、「大胆不敵な希望」が訳。これを彼は、「アメリカの精神で最上のもの」と言う。「大胆さ」は、「分裂した国家に一体感を回復する努力」。「不適さ」は、「不遇な子供時代を受容し、自己の運命を切り開く運命的力と、その運命自体の責任を信じる」、とある。まるで、ハイデガーの「あるべき姿」だ。憲法学者、市民権法弁護士。アメリカ建国精神に立ち戻って、現在の「Great Divide」社会を「よりよい方向へ導こう」という志を述べている。どこかの国の「トップになりたい人達」が、時々出す「おかしな」本とは、内容の「格」が違う。「共感(エンパシー)という価値観」の重要性について、一章が割かれており、昨年聞いた星野氏の話とも符合する。「エンパシー」は、今年、自分のキーワードになるかもしれない。最後に、フランクリンの言葉を引用している。「あの男は財をなして死んだと言われるより、人の役にたつ人生を生きたと言われたい」と。

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