
最近は、アメリカなどの食事も美味しくなって来たが、その昔のメシは「おおいに」まずかった。ロンドンなんぞに行った時は、「どうしてこんなに」と思うほど、食べる物がなかった。キドニーパイなんてのがあるが、申し訳ないが、食えた物ではない。申し訳ないが、スイスも貧し?かった。なにせ、チーズとジャガイモしかないのだ。悪い!ちょっと言いすぎかもしれない。しかし、これには理由があった。宗教改革での有名人にカルバンという人がジュネーブに居た。徹底的にストイックな人で、夕食時に家庭を回り、贅沢を取り締まったそうだ。そこで、人々は「わざと食事を貧しくつくる」ようになったそうだ。これは本当だ。そうでもなければ、あれほどまずくはない。さて、その逆が中国&日本だ。つまり、「人の欲」のままに食事を作るとすると、美味しい物を少しつつ多様に食べるようになる。それが、満願全席だったり、宮廷料理だったり、懐石料理だったりするわけだ。これは、推論だ。そして、欧米だが、最近のグローバル化で発見した人の欲望が、「ホント」の美味しさを求めるようになったというわけだ。日本酒だって、ラーメンだって、20年前のNYでは「偽者」ばかりで不味かったが、今は「本物」が流入し、美味しくなった?
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