
「天職」というのが、和訳だが、マーチンルターの言葉だ。福沢諭吉は、「天の上に人を作らず、天の下に、、、」と言ったが、これは、ルターの思想を基礎にできた(作ろうとしている)欧米社会の表層の事だ。「天職」とは、それまでの封建的階層社会の「である」構造でなく、「職・階層に貴賎はない」、あるのは「どの職でも、それを懸命にこなす」という「する」という意欲とダイナミズムにあると言うことだ。もっと言えば、世界や人生には「これが正しい」という「真理」や、誰が正しい、誰が偉いという事はないという事だ。日本は春めいてきたが、世界の通貨や物価も大きく変わりゆく。変わらない事が大事なのではなく、変わり行く事物の中に、「生きる」目的を探す。
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