2008年5月23日金曜日

Jupiter Quartet -  たおやかな日本?

昨晩は、宮田大とジュピターカルテットのコンサートへ出かけた。旧知の皆さんとのご挨拶もあるが、宮田大は何回か聞いている。4人は、ジュネーブ音楽院在席で、それぞれ弦楽器の名手だ。こういうコンサートではいつも考えるのは、1)人にとって音楽とはどういうものか と、2)西欧の音楽と日本の音楽の違いだ。昨晩は、出だしの一曲が、黛敏郎作曲の「文楽」だったので、特に2)ばかり考えていた。こう書くと、「演奏を聴きに言ってなにやってんだ」としかられそうだが、演奏はそれなりに楽しんでいる。さて、日欧比較で、特に楽器なんだが、日本は「笛、鼓」系は主体で、弦楽器は、琵琶、琴、三味線など、なんとなく、優しい系が主流のようだ。比して西欧は、「笛、琴」が原型だろうが、その後はハープ、ピアノ、バイオリンなど弦楽器系、木管、金管楽器系と、技術的、工学的、科学的に大きな進化を遂げている。やはり、長い歴史での、切磋琢磨のベンチマークの結果なんだろうか。

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