
ギリシャ神話では、神々から火を盗んで人間に与えてプロメテウスは、鎖でつながれた。私はそんなに悪いことをしていないが、2年前の納税申告の間違えで、IRSからラブレターをもらった。丁度明日からNYへ行くので、そこで対応する予定なのだが、そう物事が簡単に運ぶ国ではないので、事前の連絡にと昨晩は夜中にNYへと電話をし、今日は寝不足だ。日本に帰国し、このぬるま湯の中でしばらく暮らしていたが、突然としてNY時代の緊張感が走る。というのは大げさで、日本語でも面倒な内容を英語で対応せねばならないという事だ。しかも、相手はIRSだし、口座は占めてしまっているしで、途方にくれるが、多少なりとも追徴を減らしたいのは人情だ。別件もあって、山岸俊男の「信頼の構造」を読み返した。「グローバルな開放型社会の形成には、(相手が信頼できる人がどうかを判断できる)人々の社会的知性を高め、(自分が信頼に値するという)正直で公正な人間性を身につけ、他人の善良さを信じるゆとりを持つことだとある。ギリシャと日本、神話時代に共通性はあるが、その後の2000年の歴史は社会の構造を分けた。
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