2008年11月20日木曜日

人間にとって、、、 - 空間との距離

昨日も今日も晴れ上がり、秩父・丹沢山系がよく見える。こうして遠くが見えると、この日本を舞台にした多くの歴史が頭に浮かぶ。今年は夏の初めまで、「新平家物語」の長編を読んで、その後平将門、藤原住友、南北朝、間宮林蔵と、日本系をかなり読んだ。日本は京都が中心だったのだが、関東、東北も平安の昔からの往来もあり、今日のような関東を囲む山並みを見ていると、その昔の日本人の「距離感」「世界観」などを想像してしまう。東京周辺は今やコンクリートジャングルと化して、その底辺をはいつくばっている日常の個人は、オフィスに、家庭の箱に自分を閉じ込め、TVだゲームだと更に内向きの旅を続けている。明らかに文明は人間を退化させているように見える。

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