
Hire and Fireと言う言葉があるが、アメリカ社会では「雇用と解雇」は表裏一体と言われる。同様にひところのネットバブル崩壊の時には「Start and Stop」という言葉もでき、Start Upだけを考えるだけではないよ、とリマインドが成された。何回か引用しているが、塩野七生は「滅ばなかった国はない」と書いている。「生は偶然、死は必然」、人は必ず死ぬ、だからそれを所与のものとし、過去を受容し、己に使命を与えよ、と言ったのはハイデガー。となると、組織、企業も人が作る活動だから、そこには同様なドグマが存在する。繰り返せば、組織には寿命があり、形はともかく老いも死もある。となると、リストラはどんな組織でも不可避の事象と捉え、「その時」になって場当たり的な安易な行動をとるのではなく、「その時」が来るのを前提にして、採用、人事、経営をしていかなければならないという事だろう。
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