2007年10月23日火曜日

石の上にも3年 - 落ち着け、若者!

最近、人材ビジネス関連のトップの何人か会う機会があったのだが、総じて「人材ビジネスバブル」という事は事実らしい。しかし、その実像は、どうもいびつな感じだという事もだんだんわかってきた。つまり、私の考える、「適材適所」、「ベンチマークを基礎とした。ヒトと機会のベストマッチング」には程遠いという事らしい。それでも、終身刑のような終身雇用制度、官僚的な組織と経営よりは、マシかもしれない。しかし、今起こっている事は、新卒で就職し、3割以上が1年で辞めて、転職する、そして、それを短期に繰り返す。それを、人材会社があおる?という構図らしい。ある会社は、新卒入社後の3ヶ月に、転職情報を乱れうちするという事で、さすがに企業側からクレームが来ているという。先週、ある人材会社社長は、「20代にしっかり仕事をしていない人間は、後でどうにもならない」とも言っていて、なんの事かと思っていたら、そういうことだったのだ。グローバル人材市場では、インド、中国、韓国などのエリート人材が、黙々と勉強・労働しし、スキルを身につけている。あと、5-10年したら、日本人は、管理職を含む、すべての分野で、「下請け」「下流工程」の仕事に甘んじなければならないだろう。自分の事は棚に上げるが、やはり英語、専門性、思考力、向上心、折り合い力などの小さな積み上げの勝負だと思う。近道はないのだ。

0 件のコメント: