
歳をとると、運動後の筋肉疲労が、1-2日遅れてくる。理由は知らない。脳もそうだろうか。大きな体験は、昔なら直ぐに咀嚼、感想につなげたが、最近は、頭の中でこなすのに時間がかかる。今回の上海も、見聞きした事を、理解と知識につなげるには少々時が必要だ。シナプス老化だろう。さて、それはそれとして、上海で松原氏と車中で色々と話した中に、「社会主義資本経済の今後」があった。つまり、目の前のギラギラ経済発展と、共産党一党支配との関係をどう考えるかだ。経済は、構成する人の欲望の内外爆発で拡大し、そこでの格差の不満を暴発にまで行かない程度に制御する事だ。それができれば、その上部構造の政治やイデオロギーは「関係ない」という事か。上に立つものが、腐敗・搾取していると思われない内部統制を見せれられればそれでよいのかも知れない。日本だって、資本主義といいながら、現実はマルクスが目指した「社会主義」になっている。ようは、上部構造がタテマエで、下部構造がホンネということだろう。更に言えば、それを横に比較する事はあまり大事ではなく、その2者のバランスがうまく取れているかの度合いの比較が大事だ。
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