2008年11月10日月曜日

慶応150年 - 行為の齢

男性の最長寿の泉重千代は1865年生まれで120歳まで生存した。人は大体そんな物しか生きられない。さて、慶応義塾は1858年に開塾し、この8日に150年を迎えた。天皇御行まであったし、世界中の大学長も参列したので、日吉は警護で大変だったようだ。よく9日は連合三田祭ついでに、理工学部の総会もあって、昨年、エンジニアから伊勢神宮の大宮司に転進したOBの鷹司氏の話が聞けた。20年毎に遷宮を行う伊勢神宮は2000年以上の歴史との説もあるが、世界遺産という観点では、古い物はない。すべてを20年で作り変えるので、最長でも20年の「物」しかない。つまり、「ハードは壊れるが、ソフトは壊れない」というような話であった。納得ではあるが、単なるソフトという概念ではないだろう。それは「仕組み」とか「意思」という「ちから(行為)」の領域であると私は思っている。金曜の夜は前夜祭的に、三田キャンパスで講演した土蜘蛛を薪能で見た。

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